里芋は、ミネラルと食物繊維を豊富に含み、疲労回復効果や健康効果、整腸効果が期待できます。
里芋の旬は10月ですが、品種によっても異なります。主に秋から冬にかけてが旬になります。同様に11月から4月頃まで安価で市場に流通します。
里芋の選び方
里芋を選ぶ際は以下の3点に注目しましょう。
1つめは【表面】です。
皮の縞模様がくっきりしていて、乾燥せずしっとりしているものを選びましょう。また泥がついているもののほうが風味が良い傾向があります。キズがあるものや芽が出ているものは避けましょう。
2つめは【形】です。
形がふっくら丸みがあるものを選びましょう。
3つめは【硬さ】です。
身がしまっていて硬さがあるものを選びましょう。
里芋の基本調理方法
里芋は、調理する直前に泥を落とします。
流水でたわし等を使って泥を落としましょう。
洗い終わったら、表面の水分をキッチンペーパーやふきんでよくふき取ります。
次に里芋の皮を剥きます。
里芋は、水分によってぬめりの成分が流れ出るため、扱いにくくなります。
皮むきする際は、里芋の表面と包丁や手の水分をよく切ってから行いましょう。
里芋の上下を切り落とし、断面が六角形になるように皮むきする(六角むき)と形よく切ることができます。1面剥いたら、反対側を剥くように進めるとバランス良い形に仕上がります。
皮むきをする前に加熱することで、皮剥きしやすくする方法もあります。
里芋に1周分包丁で切れ目を入れた後、耐熱皿に置いて少量の水をかけ、ラップで包み電子レンジで600w5分加熱します。竹串で硬さを確認し、硬いようであれば追加で1分加熱します。
温かいうちにキッチンペーパーやふきんで持ちながら繊維に沿って皮むきをします。
また、たっぷりの水とともに鍋に入れ、中火で10~15分加熱する方法もあります。
里芋は必要時、塩もみによってぬめりを取り除く処理をします。
里芋のぬめりは、味がしみ込みにくくなったり、煮汁の濁りの原因になるためです。
皮を剥いた里芋にボウルに入れ、塩をまんべんなくこすりつけるように転がします。
また、皮むきした後に水1Lに対し酢大さじ1入れて、下ゆですることでぬめりを取ることができます。
皮を剥いた後に加熱する際は、鍋に里芋とたっぷりの水を入れ10分程茹でましょう。
蒸す場合は、蒸し器に里芋を入れ、鍋に水を張って蓋をして10分程蒸しましょう。
竹串で硬さを確認しつつ加熱時間を調整してください。
電子レンジで加熱する際は、4等分にした里芋を耐熱皿に置いて水少量(小さじ1)をかけ、ラップに包み電子レンジで600w3分加熱します。竹串で硬さを確認し、硬いようであれば追加で加熱します。
里芋の保存方法
里芋は、ビニール袋に入れるとカビが生えたり腐りやすくなります。また寒さや乾燥に弱いため、冷蔵庫保存は不向きです。
保存する際は新聞紙に包むor紙袋等に入れ、室温が5度以上の場所で保存しましょう。また、泥を落としてしまうと風味が落ちてしまいます。そのため、泥は調理前まで落とさずに保存します。すでに洗ってあるものは早めに調理しましょう。
冷蔵保存する際は、加熱や下ゆでをし、皮むきも完了した状態で水を入れた保存容器につけて保存します。水につけることで変色を防ぐことができます。水は毎日取り換え、2~3日以内に食べきりましょう。
冷凍保存する際は、皮を剥いて(可能であれば加熱して)よく水気を切ってから、冷凍用保存容器に入れて冷凍しましょう。
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