いちじくはミネラルや食物繊維が豊富で、整腸作用や血糖値・コレステロール値のコントロールを助ける作用が期待できます。「不老長寿の果物」と呼ばれるほど栄養素が豊富な果物です。
いちじくの旬は、6~11月です。1~8月は夏果専用種、8~11月は秋果専用種の旬になります。
いちじくの選び方
いちじくを選ぶ際は以下の4点に注目しましょう。
1つめは【形】です。
実が大きく左右対称でふっくらしていて全体が締まっているものを選びましょう。またズシリ重いものは身が詰まっている証です。
2つめは【表面】です。
皮にハリや弾力がありしっとりしていて、赤褐色~紫褐色に濃く色づいているものを選びましょう。お汁の部分まで裂けそうになり、ヘタのところまで赤褐色に染まると食べごろです。ハリがないものや表面に傷があるものは鮮度が落ちていてすぐ傷んでしまうので避けましょう。
3つめは【へた】です。
へたの切り口に白い液がついているものを選びましょう。収穫したてで新鮮な証です。
4つめは【香り】です。
芳醇な甘い香りがするものを選びましょう。
イチジクは品種によっては色が黄色~黄緑色をしているものもあります。
その場合は、色以外の部分を観察して選びましょう。
いちじくの基本調理方法
いちじくは丸ごと食べられる果物です。
表面を塩でこすって表面のうぶ毛を落とし、そのまま丸かじりできます。
皮が気になる場合は、皮をむいて食べます。
いちじくのへたを曲がっている方向と反対側におり、バナナの皮をむくようにゆっくりした方向に引っ張って皮をむきます。この時に皮に身がついてこないようにゆっくり剥きましょう。
また、お尻部分に皮が残ってしまったら包丁等で剥き、ひと口大にカットすると食べやすくなります。
いちじくの保存方法
いちじくは追熟しない果物です。加えてデリケートで傷みやすく、水気は味や品質劣化を加速させます。そのため、基本的に食べる直前に水洗いをし、新鮮な早いうちに食べるようにしましょう。
冷蔵保存する際は、表面の水気をふきとりラップで包み、重ならないようにタッパー等に入れて保存します。実が重なっていると、ストレスにより実が傷んでしまいます。
冷凍保存する際は、表面の水気をふきとりキッチンペーパー等で包んで保存しましょう。解凍すると水が流出してしまうため、解凍せずに皮を剥いて食べましょう。軽く水洗いをすることで簡単に皮がむけるようになります。
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