カリフラワーは、見た目はブロッコリーに似ていますが、葉緑素を含まず花蕾が詰まっている野菜です。ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富で、免疫力向上や美容・健康維持、便秘改善など多様な効果が期待できます。また、低カロリーで食べ応えがあるため、ダイエットにもおすすめです。

カリフラワーの旬は11月~3月です。旬の時期のカリフラワーは、甘みが増して食感も良い特徴があります。ただし、輸入品や国内でも時期をずらして栽培されているので、通年通して食べることができます。
カリフラワーの選び方
カリフラワーを選ぶ際は以下の3点に注目しましょう。
1つめは【蕾の状態】です。
蕾が均一に白く、硬く締まって密集していて、山のように盛り上がっているものを選びます。
蕾が茶色く変色していたり、黒い斑点があるもの、つぼみが開きかけているものは避けましょう。
3つめは【茎の切り口】です。
切り口がみずみずしく、空洞がないものが鮮度が高いです。切り口が黒ずんでいるものや乾燥しているもの、真ん中が空洞になってしまっているものは鮮度が落ちているので避けましょう。また、茎が極端に短くなっているもの(販売経路で再度カットされた可能性があり)も避けましょう。
3つめは【葉の色】です。
カリフラワーの葉の状態が確認できるときは、葉の色が青々としていてハリがあるものを選びましょう。また、持った時に重さがある方が、水分が保たれていて新鮮です。
カリフラワーの基本調理方法
カリフラワーは埃や虫がつきやすい形状をしています。一方で、形状が崩れやすくゴシゴシ洗えない、水につけ置きしすぎると栄養価が落ちてしまう特徴があります。
まずは以下の手順で、カリフラワーを洗いましょう。
①蕾と茎を切り分けます。
①カリフラワーの房が十分入る大きさのボウルにたっぷりの水を入れます。
②カリフラワーの房の部分がつかるようにして入れ、房を揺らすようにして濯ぎます。
茎は、周りの葉と硬い皮を切り落として食べやすい大きさに切ります。
洗った蕾は丸ごと茹でるのでそのままにしましょう。
茹でてから切り分けることで、旨味の流出や形崩れを防ぐことができます。
最後に沸騰したお湯に塩大さじ1と酢大さじ1を入れ、蕾を茎を下にして入れて1分程茹でます。
茎も一緒に茹でましょう。
1分経過したら蕾をひっくり返して追加で1分程茹でましょう。
茹で上がったらザルにあげて常温で冷ましましょう。
冷めたら蕾をためやすい大きさに切り分けましょう。
電子レンジで調理する場合は、先に小房に切り分けます。
耐熱皿にカリフラワーとスプーン1杯程度の水を入れてラップをします。
600wで1分半ほど加熱して完了です。
カリフラワーの保存方法
カリフラワーは日持ちがしない野菜です。時間と共に栄養も失われていきます。そのため早めに使うことが大事な野菜です。
冷蔵保存する際は、キッチンペーパーで包んだ後にポリ袋に入れ、蕾を上にして立てて保存します。3日程度で使い切りましょう。下茹でしてから冷蔵保存した場合は、4~5日保存できます。
冷凍保存する際は、少し硬めに茹でてから保存袋に入れて冷凍保存しましょう。1ヵ月程保存することが可能です。
カリフラワーを使ったレシピ
カリフラワーを使ったレシピをいくつかご紹介します。
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