魚の干物は、魚のうまみが濃縮された食材であり、日常的な食材としてはもちろんのこと、お土産や贈り物などにも喜ばれる品物です。
すぐに食べなくても、冷凍することで1か月程日持ちをするため、使い勝手の良い食材でもあります。
今回は、そんな魚の干物を自宅で簡単に、ふっくら美味しく調理する方法をまとめていきます。
フライパンでの調理方法
フライパンでの調理方法は、火加減や後片付けが簡単なので、料理初心者におすすめです。
冷凍した干物も解凍せずに、ほぼ同じ調理方法で美味しく仕上げることができます。
【材料】
- 魚の干物 … 1~2枚
- 油 … 大さじ1
- 酒 … 大さじ1~2 ※干物の数に応じて調整
- 水 … 大さじ1~2 ※干物の数に応じて調整
①フライパンに油を敷いて中火で熱し、魚の干物を身側を下にして並べて5~6分ほど加熱します。
冷凍した干物を焼く場合は、解凍せずに身側を下にして並べて10分ほど加熱しましょう。
②身側に焼き色がついたら干物を裏返し、酒と水をフライパンの縁に沿って加えて蓋をします。
そのまま中火で4分ほど蒸し焼きにします。
※酒や水は、干物に直接かけずにフライパンの縁に沿って回し入れるようにしましょう。
③皮側に焼き色がついたら蓋を外し、水気を飛ばしたら完成です。
お好みで大根おろしやレモンを添えましょう。
※既に味付けされた干物や焦げやすいフライパンを使う場合は、フライパンに油を敷かず、クッキングシートを敷いて調理してみましょう。酒や水は使わず、最初に身側を下にして並べて蓋をし、弱火~中火でじっくり加熱します。身側に焼き色がついたら蓋を外して裏返し、皮側も焼き色がつくまで焼きましょう。
グリルでの調理方法
グリルでの調理では、手間はかかりますが、美味しく焼き上げることができます。
【材料】
- 魚の干物 … 1~2枚
- 油 … 大さじ1
- 酒 … 大さじ1~2 ※干物の数に応じて調整
- 水 … 大さじ1~2 ※干物の数に応じて調整
①グリルの受け皿に水を入れるorアルミホイルを敷きます。
お使いのグリルの使い方の説明書に沿って準備をして下さい。
②グリルを中火~強火で1分ほど温めます。
ここでしっかり温めることで、干物が網にくっつくのを防げます。
③焼き網全体にキッチンペーパーを使って油を塗ります。
④両面焼きグリルの場合は、皮側を下にして並べ、5分ほど焼きます。
片面焼きグリルの場合は、身側を下にして並べて2~3分焼き、焼き目がついたら裏返して2分焼きます。
※いずれも、魚の頭側がグリルの奥になるように並べましょう。
⑤両面に焼き色がついたら完成です。お好みで大根おろしやレモンを添えましょう。
オーブンでの調理方法
オーブンでの調理では、途中で裏返す工程がないため形崩れがなく焼くことができます。
【材料】
- 魚の干物 … 1~2枚
①天板にアルミホイルをしき、干物の皮目を下にして並べて200度で10~15分焼きます。
※干物の数や厚みによって時間調整
②焼けたら完成です。お好みで大根おろしやレモンを添えましょう。
※電子レンジやトースターでの過熱は、焼く工程に弱い調理方法のためおすすめしません。
必ずオーブンを使用しましょう。
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