お粥の基本的な作り方です。料理の初心者でも作れるように、材料&作り方を簡潔かつ簡単にまとめてみました。
基本のお粥の材料
【2人前】
- 米 … 1/2カップ
- 水 … 600~1000ml ※好みの柔らかさに応じて調節
- 塩 …適量
基本のお粥レシピ
①研いだお米と水を鍋に入れ、中火で加熱します。
②ふつふつ煮立ってきたら、優しくお米を混ぜ合わせます。
③完全に煮立ってきたら弱火にし、少しすき間を開けて蓋をします。
弱火のまま30~40分加熱します。この間はかき混ぜる必要はありません。
蓋の隙間が不十分の場合、吹きこぼれる可能性があるので注意しましょう。
④蓋を取って優しく混ぜながら米の硬さを確認し、水分が多い時は弱火で追加加熱します。
⑤米の硬さや水分量に問題なければ火を止め、塩胡椒で味を調え、5~10分蓋をして蒸らします。
⑥優しく混ぜ合わせて完成です。
美味しく作るポイント
お粥硬さは水分量で変わる
お粥は水分量が多い程、柔らかく仕上がります。
食べる人の状態に合わせて調節しましょう。以下に水分量の目安について記載します
全粥
米:水が1:5の分量で作ったお粥です。
お米の形も残り、普通のご飯に近い食感のお粥です。
七分粥
米:水が1:7の分量で作ったお粥です。
全粥よりも水分慮が多く、柔らかい食感のお粥です。
五分粥
米:水が1:10の分量で作ったお粥です。
全粥の倍の水分量を使うため、米の形も崩れやすく、かなり柔らかいお粥です。
三分粥
米:水が1:20の分量で作ったお粥です。
水分量が非常に多いお粥です。嚥下機能が低下した方向けです。
重湯
お粥の上澄みのことです。
術後や離乳食の最初のひと口など、消化機能が著しく落ちている方へ用いられることが多いです。
加熱時間を短縮する
お粥は体調を崩している人に向けて作ることが多い料理です。
そのため、時間をかけて作れない状況も少なくありません。
そんな時は、研いだお米と水を予め鍋に入れて、30分~1時間ほど浸けておきましょう。
米を浸水させたら、食べたいときに通常の作り方に沿って火を入れます。
弱火で加熱する際は20~30分ほどの時間で炊きあがります。
付け合わせて味をアレンジする
お粥は米だけでつくるため薄味です。そのため付け合わせで味を変えて楽しみましょう。
例えば、溶き卵を最後に加えて余熱で温めることで卵粥になりますし、梅や海苔、鮭、明太子などを添えることで塩味が加わり食べやすくなります。
お粥は体調を崩したときに特に重宝される料理です。
食べる人の体調に合わせ、色々なアレンジをしてお召し上がりください。
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